時間の値段を考えると、その商品の価値が分かる
06/10

「時は金なり」と言われますが、「時間の値段」を考えたことはありますか?
それは、「あなたの時給はいくらですか?」というものとは全く別物です。
とても分かりやすい例えが「年収700万円のリアル」という本に書かれていましたので、一部引用しますね。
本をお持ちの方は、98ページの「他人の時間が買える?!」の部分をご覧ください。
まず、お金で時間が買えることについての部分
お金で時間が買えることは、歩いて1時間の道のりをタクシーなら15分で行けることからもわかりますが、投機という視点で見るともっと大きな効果が期待できます。
たとえば、どこにあるのかも知らない国を旅行してきた友人を招き、経験談を聞く2時間の飲み会を開いたとしましょう。
話を聞かせてもらう自分が消費するのは2時間です。一方、話をしてくれる友人は、おそらくその10倍くらいの時間を使っています。友人に話を聞くという投機は、20時間かけなければ知り得なかったことを教えてもらえる機会を買うということなのです。
そして、「時間の値段」を考慮すると・・・
多くの人がなんとなく気がついている通り、時間には値段があります。
ただし、その値段は人によって変わります。
単純に年収を1年365日、1日24時間で割り算すると、年収300万円の人の1日が8219円、1時間が342円であるのに対し、年収700万円の人の1日は1万9178円、1時間が799円です。つまり、同じ1日、同じ1時間であっても、年収が違えば値段もちがいます。
この点をふまえて、あらためて友人から話を聞く機会について考えてみると、年収700万円の人にとっての話を聞く2時間の値段は1600円弱。話のお礼として友人におごって1万円かかったとしても、1万1600円くらいです。
一方、友人(辻注釈:年収300万と仮定)にとって話を聞かせるための2時間は700円ほどですが、旅行が3日がかりだったとすれば、その時間の値段は2万4657円になります。当然、旅費は別です。
それだけのお金をかけて得た経験を1万1600円で買えるのであれば、やはりお得な買い物だと言えるのではないでしょうか。
そして、ここが一番重要な部分です。
収入が高い人、貯金が多い人、運用がうまい人は「自分の時間の単価が高い」ことをわかっています。だから、ムダな時間を過ごすことを極度に嫌がりますし、人が時間をかけて得た経験などを買うことを積極的に考え、そのために投棄するのです。
いかがでしたか?
一見「高い!」と感じる価格のものでも、上記をふまえると、かなり安い買い物であることが分かります。
その経験を今からあなたがするとしたら何年かかる?
その人はそのためにどのくらいの人生時間を使っている?
その人はその経験をするためにいくら払っている?
こういうことも含めて考えられると、価格を見ただけで「高い、安い」を判断することはなくなるのではないでしょうか?
こちらもあわせてどうぞ。
個人コンサルについてはこちらをご覧ください。